外部プラグインのマルチフレームレンダリングはどれほど高速になるのか検証してみた

こんにちは、サメDです。
前回の記事でもお話したように、AfterEffectsβ版に実装された「マルチフレームレンダリング」。

 

対応エフェクトがサードパーティー製品のプラグインに非常に少なく、モーショングラフィクス以外には活用が難しいという弱点についてお話しました。

ですが、サードパーティー製品も既に一部対応しているものがあるようです。

そこで今回は、非常に使用頻度の高いRedGiant系のエフェクトの一つである「Optical Glow」や「Chromatic Displacement」がマルチフレームレンダリング対応となっているのでどれほどスピードが出るのか検証してみたいと思います。

確かに、標準のグローエフェクトよりOptical Glow使うことが多いので、こちらも1.8倍で書き出せるとなると期待が高まりますね…
サメD
でも、Optical GlowなんてTrapcode系のエフェクトと組み合わせることが多いので果たしてこの検証がどこまで需要のある話なのか

 

今回使用するプロジェクト

今回は自作のプロジェクトを使って、検証をしていきたいと思います。

使うのは、この記事のサムネイルを加工して作ったaepです。
ある程度レンダリングが重いプロジェクトになるよう、[Optical Glow]及び[Chromatic Displacement]を多用したファイルになっています。

 

今回のテスト環境

サメD
今回も諸事情によりサブPCを使ってます。この環境だと「ミッドレンジシステム」という扱いになっており、Adobe公式曰く、最大1.75倍とのことでしたがどうなることやら…

▽サメD PC環境

  • AMD Ryzen5 5600X
  • Geforce GTX1080
  • 16GB RAM
  • NVMe 500GB SSD(WD Blue SN550)

 

いざベンチマーク!

※形式:AVI 1200×800 29.97fps  コーデック:UtVideo RGB VCM にてレンダリング

こちらのレンダリング結果もやはり、マルチフレームレンダリングに対応したβ版のほうが1.78倍のスピードで書き出しを終えています。

これはまた、期待通りの数字が出ましたね
サメD
前回の検証とほぼ同じ結果になりました。マルチフレームレンダリング対応エフェクトは本当に早いようです。

 

まとめ

結果として、マルチフレームレンダリング対応であれば、加速される速度に影響は出ないということが判明しました。

サメD
この調子で全エフェクトがマルチフレームレンダリングに対応して、なおかつプレビューも同じスピードになってくれれば…

と願っているサメDでした。

 

追記 2021/10/28

→ Adobe CC 2022が登場したようです!!! ついにβ版から正式版になった「マルチフレームレンダリング」機能については早速検証していきますので、もうしばらくお待ちください!!

 

皆様の制作活動の参考になれば幸いです!

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サメD

主にデジタルでのモノづくり全般が好物なサメ。 AEとはもう8年近くの付き合いだが、「エフェクト」をほぼ使わずに作業するため、スキルが一向に上達する気配がないのが最近の悩み。 本サイトではWebサイトの管理、イラストを担当中。
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