【サメDの使えるツール、ディぐります!#009】ディープラーニングのチカラでノイズまみれで小さいイラスト素材を修正「waifu2x-caffe」

こんにちは、サメDです。

毎週日曜は「サメDの使えるツール、ディぐります!」と第して、AfterEffectsのプラグインではないけれど、これはいいツールだ!というものを紹介していきたいと思います。

今回は、waifu2x-caffe というディープラーニングのチカラで小さなイラストを何倍もの大きさに荒を目立たないように拡大してくれるソフトウェアの紹介です。

 

実はサメDは以前、動画の依頼でこのソフトに命を救われた経験(大げさ)があります。

その事件はとても時間がなく、急いでいる中で起きました。なんと使用するイラストファイルが「400pxしかないjpegファイル」これしかない。という状態だったのです。

しかも、白黒線画でjpegの圧縮でできたノイズが結構入っていました。

このままではどうやっても使用時の拡大に耐えられない、そう判断したサメDは以前ニュースサイトで紹介されていたこのソフトの存在を思い出します。

waifu2x-caffeとは

深層畳み込みニューラルネットワークによる二次元画像のための超解像システム。

出典元:http://waifu2x.udp.jp/index.ja.html

私にも詳しいことはさっぱりなのですが、大雑把に説明すると「AIがイラストをきれいになるよう補完して拡大してくれる」ものです。

控えめに言って素晴らしいっすね。

そしてこのwaifu2xをデスクトップで動かすことができるのが、この「waifu2x-caffe」です。

使い方

使い方は簡単、ソフトをこちらからありがたくダウンロードさせていただき、解凍して起動しましょう。

出てきたフォルダの中に実行ファイルがあるので立ち上げます。インストールは不要です。

起動したプログラムに処理させたいファイルを読み込ませ、出力先を指定します。

ここからはオプションの選択です。

私は大きなサイズが必要だったため、3倍に設定しました。 jpegファイルだったので、ノイズ軽減のオプションにチェックを入れました。

ここは処理する素材の用途によっていろいろ試してみるしかないです。

そして実行し出力ファイルが、指定したフォルダの中に生成されれば完了です。

もっと手軽にやるには

ウェブ版を利用しましょう。

こちらはファイルの大きさに制限があるものの画像をアップロードするだけですぐに利用することができます。

ですが、もしあなたがフルHDのイラストを4kサイズに拡大したいとお思いならば、デスクトップ版を利用する必要があります。

その後

サメDの事件は、このソフトにより解決しました。具体的には、このwaifu2xでノイズ除去、拡大しました。

そしてそのままIllustratorにてライブトレースを行い、線画をベクターデータに変換、そのままIllustratorでそれっぽく着色して素材として利用しました。

まとめ

このような超解像度技術はとても重宝されるようで、CLIP STUDIO PAINTのv1.9.1にもスマートスムージングという機能で搭載されています。(使われているプログラムはこの異なるそうです)

将来、AfterEffects上でも似たようなプラグインが搭載されるかもしれませんが、それまではこのwaifu2xのお世話になりそうですね。

そしてもし、低解像度のイラストやロゴを使う必要があれば、この方法をつかって対応できることも覚えておくと、いざというときに役立つかもしれません!

 

あなたの創作活動の参考になれば幸いです!

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サメD

主にデジタルでのモノづくり全般が好物なサメ。 AEとはもう8年近くの付き合いだが、「エフェクト」をほぼ使わずに作業するため、スキルが一向に上達する気配がないのが最近の悩み。 本サイトではWebサイトの管理、イラストを担当中。
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